ある人間の葬り方

Waffen GuessGesu.


要望にお応えして

どうも、彼の人物を葬りたい向きが多く存在するようで、ぜひやり方をキボリらしいので、一応書いておこうと思った。

漏れはちなみに、めんどくさい上に一文の得にもならないのでやらないが、やりたい方はご自由にどうぞ。

もちろん、捕まらない方法なんで、ご心配なく。一応法は犯しているが。


一般的ソシャールの実践

まづ、簡単な流れを説明しよう。

彼の人物(仮名:猿)の使用プロバイダを管理する仮名:Y氏を簡単にソシャール

Y氏を強請る。

猿の住所氏名などをどこかの掲示板に書かせる。


Yのソシャール

それでは、具体的な方法を解説しよう。

まづだが、使用プロバとそのプロバの電話番号などは分かってるものとする。公衆電話を使い、土日など、Y氏が不在と思われる日に電話をする。

「あ、もしもし、わたくし住友庄治の亀井と申しますが、Yさんはおられますか?」

Yは休みだ。

「えっ!(かなりビビった感じで)、そうですかーーーーいや参ったな・・・」

受け付けのアホ女が“どうかされましたか?”と聞いてくるまでひたすら、

「うーん課長にも連絡取れないし、納入期限過ぎそうだからなぁ・・まずい」

とかなんとか独り言を言おう。

アホ女が“お困りなんですか?”などと聞いてきたら、アホ女はこちらに乗せられている証拠だ。

「いえですね、次期に検討されておられるコミュニケーションサーバのスペック表なんですが、うちの事務の方でミスしましてね、間違ってる方をお渡ししたんですよ。その件でYさんに今日ご連絡する事になっていたんですが・・」

だとかなんとか訳わからん事を言う。

どうせアホ女には何も分からない。このとき話す内容は、あくまで上の方の人間でないと分からないネタでなければならない。間違っても、技術部に回されるようなネタはやめよう。

アホ女かその上司が“Yは明日出勤しますが”とか言ったら、

「明日ですか・・・少々お待ちくださいね・・・・・いやーYさんからですね、今日中に必ず連絡頂ける様にとのことだったんですよ・・・。連絡できないとなると・・・いや、まずいな・・・」

続けて

「Yさんの緊急連絡先はご存知ありませんか?」

ここで携帯や家の番号でも聞き出せればしめたものだ。

目的はYのソーシャルだから、クレームを付けるとか個人的な用件に持ち込むとか、いろいろ手段はある。ただ、会社を相手にしている場合、会社間の同情話を持ち出すのはかなり有効な方法である。

聞き出せなかったら、探偵を使う。ある会社に勤めている、名前の分かっている人間の素性は、だいたい5〜10万円で洗える。もっとも、電話番号から先が分からなかった場合も探偵の世話にはなるだろう。この場合は3〜5万円と安くなる。

第一段階は終了だ。次はいよいよ、Yを強請る段階だ。


Yを強請る。

強請る方法は様々だが、一般的には証拠の残らない方法が良いだろう。中には、法にすら触れないやり方もある。

ガキがいるなら、

「お宅のお嬢さん、可愛いですね」

とか電話した後、

「知らないおじさんに飴貰ったよ」

なんてのでも親としてはかなりビビる事だろう。電話して可愛いと言うのも飴を上げるのも法には触れない=合法である。


ここでは、多少荒いが手っ取り早い方法を使う。

注意しなければならないのが、物的な証拠を残さない事だ。手紙などはダメ。

まづは、代理人を用意しよう。3万も出せば、すぐにバイトしてくれる金ナシホウイチをGETするには、競馬場や繁華街に向かおう。

競馬場は言うに及ばず、繁華街の呼び込み兄ちゃんは金なしピィピィなので、3万円の臨時収入は大変ありがたいはず。彼らと連絡を取る場合は、飛ばしが良いだろうが、無ければ前金1万を渡し、残り2万を受け渡す場所を決めればいい。

尚、残りの2万は渡した方が後腐れがなくていい。


彼らの役目は、Y氏のご近所で噂を立てる事にある。

「Yさんってインターネット関係の会社で、無断で機材使って非合法なホームページ作って・・・・・・・・わらぃ」

嘘でも何でも、どうせ噂話なんて99.9999975%は嘘の固まりなんだから、構う事は無い。

「Yさんってね、この前ヤクザとバーで会ってるの見かけた人がいるのよ」

噂はとてもコワイコワイ(>_<)ヒーな物だ。

会社には間違いファックスも届くだろう。

「Y殿。貴殿借用中の物品についてだが、期日までに返却無き場合、其れなりの代償を払う義務が有る事は借用書中に記載ウンタラ・・・・by関東銀政会新宿どうたら」

ギンセイ会はアブ刑事のヤクザである。魔界都市どうたらにも出て来たかな?

イタヅラファックスなど日常茶飯事で、警察も取り上げない。

もちろん、さっきの噂も届く。バイト君が会社に出向いて、受け付けで叫ぶのも効果的。

「Y出て来い!てめえ!」

だけでいい。さっさと帰って来て貰おう。当然法に触れるので。


いろいろやり口は考えつくと思う。想像力と感性を用いて、ご存分に。

 

要求は次のようにして出そう。公衆電話からである。

「Yさんですか。いえね、最近変な噂が流れてますよねぇ。私、見たんですよ。その噂流してる犯人のホームページ。え?どこかはちょっと忘れてしまいましたけどね。なんでもですよ、あなたのお勤めのプロバイダって、猿とか言う人のホームページがあるらしいですね。その猿って人、あっちこっちで喧嘩売ってて嫌われてるって事らしいんですよ。でね、彼の個人情報が分かるとかね、彼があなたのプロバイダから居なくなるとかするとね・・・・ガチャン」

要求は言葉にすれば脅迫である。最後まで言わないのもいい。余計恐怖感を煽られるだろう。

数日経ってまた電話してもいい。

「あなたのためを思って電話してるんですよ。けりを付けてしまった方が私はいいと思いますよ。なんでもね、そこの人は個人情報をね、○○っていう掲示板に書くと・・・・(モゴモゴ)・・・・・・・って言ってるんですよ・・・・あれ、電話が遠いですね、・・・・・あ・・ガチャン」

ここであえて要求の筋を述べないのは、録音されて警察へでも出された場合を考えてである。この喋り方は、脅迫には当らない。

“自分はこう思う”とか“何かを見た”とか言うのは、意見や状況の説明であり、犯罪行為ではない。


猿が追い出され、個人情報が明るみに出るのは時間の問題だ。


あとがき

この手の方法は、そっちの方面の方々がお好きなやり方である。やってる相手が誰か分からないし、警察も捜査なんかしない。

初期捜査に至ったとしても、要求が猿の追い出しという、あまりにショボい内容でかつ、「こうした方が良いんじゃない?」な電話では、大きな犯罪とは考えないだろう。だいたい、そのホームページも分からない。(存在しない)

ストーカーうんたら法に触れるかもしれないが、強要とか脅迫というものには当らない。

何かをやろうと思ったら、それがどうすれば成功するかを考えるのは実に面白い。

もっと金があって、猿を本当に始末したいのなら、やくざ屋さんを頼むのも手ではある。

ただ、その場合、やくざ屋さんに「使われる」ことにならないよう、注意しよう。

漠然とした要求と金を持ち込めば、確実にやくざ屋さんは君を「使ってしまう」だろう。使われないためには、自分で完全な計画を立て、誰がどう動くかまでをすべて決めてから、

「この仕事を○○○万円で引き受けないか?」

と誘う。ちなみに、猿の始末くらいなら1箇所刺して5万円、まぁ3箇所刺して貰うとして15万円(腹など間違っても刺さないように、足とか手とか指定しよう)、ソシャールで100万円もあれば十分だ。

高くても安くてもいけない。やくざ屋さんは人を見る目がしっかりしているのだから。


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